優雅なティータイムが嗜好!「『紅茶の魔女』の優雅なる窓際ライフ ~最弱(?)宮廷魔導師は今日もチートをひた隠す~」

優雅なティータイムが嗜好!「『紅茶の魔女』の優雅なる窓際ライフ ~最弱(?)宮廷魔導師は今日もチートをひた隠す~」

氷雨
氷雨

こんにちは、女性向けのなろうコミックをレビューしている氷雨と申します。

今回紹介する作品は、こちら!「『紅茶の魔女』の優雅なる窓際ライフ ~最弱(?)宮廷魔導師は今日もチートをひた隠す~」となります。

能ある鷹は爪を隠すということわざを地で行く作品だと感じました。主人公の有能さはさすがの一言。

ではまず、あらすじからまいりましょう。

あらすじ

なんの役にも立たないクソ魔法「紅茶を美味しく淹れられる」しか使えない、宮廷のお茶会を司る【紅茶の魔女】。

今日も今日とて、宮廷魔導師の窓際族として優雅にティータイム(サボり)をキメているが――

その魔法は実は『紅茶の茶葉さえ入っていれば、紅茶を操ってすべてを切り裂く紅茶剣にもできるし、全てを治癒する万能薬にも変えられる』能力だった‼

しかしそれは秘密!なぜなら、紅茶の魔女は!サボりたい!

それなのに、どういうわけか第一王女殿下に慕われて――?

「この紅茶を使って、業務効率化を!」

「紅茶の効能で毒殺阻止!」

「紅茶で炎の巨人も一刀両断だ!!」

そんな感じの、不真面目女魔導士の宮廷生活。

あなたの力をどう使うかはあなた次第。

――この世に、役に立たない能力なんてないのだから。

できるだけ目立ちたくない!だってさぼれなくなるから!

主人公が暮らす国は様々な魔法が彩る世界であり、キラキラとした魔法を使える魔導師がたくさんいます。

その中で主人公の魔法は少し変わっていて『おいしい紅茶を淹れられる』という能力。

氷雨
氷雨

個人的にはその魔法めっちゃほしい!

結構な頻度で紅茶を飲みますので、適温のお湯と適量の茶葉が瞬時にわかる魔法は素敵だと思います。

一見使えないとしても、王国のしかも宮廷にいる魔導師にはとても有利な能力でしょ?

さまざまな立場の人たちが集まる宮廷ですし、その一人ひとりに合わせた紅茶に切り替えられるレミィはやはりすごいですね。

まぁ、その分王族の人との距離が近いので、周りから目の敵にされやすくはありますが……。

主人公を慕う人々

細かな部分に目が行く主人公を慕う人は多いです。

同じ宮廷魔導師の「アリシア」や後輩の「ディル」、さらには爆焔の魔導師の「バリアン」など。

皆、自然とレミィに惹かれさまざまな関係を築いていくのです。

もちろん、人脈が広がる中でレミィの希望とは違い王族との関わりも自然と増えていくことに……。

窓際魔導師として、のんびりゆったりとした時間を過ごしたかったレミィの希望は、少しずつ遠のいていくのでした。

でも、豊かな人脈を築けるレミィは、やはりすごいと思います。

もちろん、自分の立場を理解した上での行動ですし、自身でも気づいていないお人好しな一面が人を引き寄せるのですが。

内側から溢れ出る人の好さは、周りとの関係を円滑に進めてくれますね。

多分、他の作品を読んでいる時よりも、個人的には楽しんで読めていた気がします。

その理由として、主人公の行動力や優しさ、機転が利く部分に惹かれていたんでしょう。

自分の力を使う時は基本人のため。

そして、自分の姫であるステラを守る瞬間。

そう決めているレミィの姿勢は共感できます。

やっぱり、自分から動く主人公は見ていて気持ちいいですね。大好きです。

そういったキャラを見るたびに、私も頑張らなければと実感します。

平穏が少しずつ崩れていく

さて、毎朝の平穏なティータイムをのんびりと過ごしていたレミィ。

しかし、ステラ姫の訪問やアリシアの情報により、穏やかな日々が崩れ始めます。

何やらきな臭い政治的な動きが、ちらほらと見え隠れし始めるのです。

自分が大事にしたいと願うステラや国、仲間たちの命が狙われているのを知り、どうにかせねばと動き出すレミィ。

しかし、その内容は重く予想以上に大きな問題だと察することに。

1人での解決は難しいと考えるレミィに対して、アリシアたちは快く手を貸してくれます。

やはり仲間たちの手助けがあるからこそ行動できることって多いですよね。

ましてや、自分の能力がチート級で、あまり表に出そうとしないから特にそう感じるのかも。

紅茶を使った魔法は多種多様。だからこそ、汎用性の高さを見せてくれます。

その能力で暗躍する奴らを探し出すのも、また先のお話……。

終わりに

この作品は現在4巻まで発売されていて、完結済みとなります。

私も、これは最後まで一気に読み切ってしまいました。

しっかりと魔法バトルものとしても楽しめる作品となっていて、主人公のチート能力も個人的には好感触。

まぁ、明かされていない能力の発露の部分などもありはしますが、1本芯が通った作品です。

ほのぼの系や魔法などのファンタジーが好きな人は、ぜひ手にとってみてください。

氷雨
氷雨

それでは、本日はここまで。

また、次の作品でお会いしましょう。